直線距離と走行距離
ロンドンからパリまでは、直線距離で344 km、道路を使うと約460 km。どちらも正しい数値です。直線距離とは地球の表面をたどる最短経路、つまり大圏距離のことで、当サイトの距離ページが示すのはこの値です。走行距離は道路網に沿って進むため、ほとんどの都市の組み合わせで1.2〜1.4倍長くなります。
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どちらも正しい2つの数字
「どのくらい離れているの?」には、もっともな答えが2つあります。直線距離 — いわゆる「まっすぐ測った距離」 — は、2地点を結ぶ地表上の最短経路で、球面上で計算します(大圏)。走行距離は道路網が用意してくれる道のりで、入り江を回り込み、峠を越え、ジャンクションをくぐります。どちらがより本当ということはなく、答えている問いが違うだけです。だから誠実なのは、いま示しているのがどちらなのかを明記すること — 当サイトの都市間の距離ページはそれをはっきり書いています。
地図上で航路が曲がって見える理由
平面地図はどうしても少し嘘をつきます。球体を長方形に投影すると高緯度の北と南が引き伸ばされるため、遠く離れた都市どうしを結ぶ本当に最短の経路が、回り道のように見えてしまいます。デリー〜ニューヨークの航路が極の近くを通るのは景色のためではなく、地球儀の上ではそれがまさに直線だからです。地球儀に糸を張ってみれば、糸は航路をなぞります。同じことが小さなスケールでも起きていて、上のロンドン〜パリの線が定規で引いたようにまっすぐではなく、ゆるやかに弧を描いているのはそのためです。
1.3倍という目安
交通の研究者は、走行距離と直線距離の比を迂回率(circuity)や迂回指数と呼びます。この値は驚くほど安定していて、都市間のほとんどの組み合わせで1.2〜1.4、既定値としては1.3が手堅いところです。碁盤の目状の平野では1.2に近く、山地やフィヨルド、川を渡る区間では1.5を超え、フェリーのない海峡では無限大にもなります。ですから、当サイトの1,000件の距離ページから走行距離をざっと見積もるなら、1.3を掛けてください。ロンドン〜パリの344 kmなら約447 kmと出て、カレー経由の実際の約460 kmにうれしいほど近い値です。
どちらの数字を使うべきか
ルールや物理が地点から地点までで決まる場面では直線距離を使います。配達範囲や学区の対象判定(「◯km以内」という規定はたいてい直線距離のことです)、アンテナやドローンの到達範囲、走った距離を直線で比べるとき、そして都市ペアのページに載せている飛行時間の目安がこれにあたります。燃料代や高速料金、EVの航続距離、所要時間には走行距離を使ってください — これはどの経路検索アプリでも得られます。そして2地点の間で待ち合わせる街を選ぶときは、どちらでもありません。地理的な中間点と、その近くにある実在の街 — それを計算するのが中間地点ツールです。
自分で測ってみる
距離計算ツールは、任意の2地点間の大圏距離と初期方位を返します — 地名を入力するか、地図をクリックしてください。都市ペアのページでは、キロメートル・マイル・海里、両方向の方位、飛行時間の目安、時差もあわせて確認できます。自分のいる場所から見た大圏がどんな形になるか気になったら、遠くの地点にピンを立てて、線が弧を描く様子を見てみてください。地図の下にはいつでも球体があります。
よくある質問
なぜ地図上では飛行機の航路が曲がって見えるのですか?
直線距離から走行距離をざっくり求めるには?
「半径5 km以内」という条件はどちらの距離ですか?
英語で表示: Straight-Line vs Driving Distance · 日本語